“骨にひびが入った” ってどんな状態?
骨の一部が連続性を欠いた状態を不全骨折と言い、これがいわゆる『骨にひびが入った』状態です。一般的な骨の修復機転は、骨の内部(骨髄)からの出血が起こり、炎症が生じることで始まります。完全骨折(骨の連続性が断たれた状態、いわゆる骨折)では、受傷後、直ちに、この修復機転が働くことが多いのに対して、『ひび』と言われる不全骨折では、程度によっては、骨髄からの出血が起こらないために、修復機転が働かず、かえって治り(癒合)が悪くなることがあります。”昔、ひびが入ったところがシクシク痛む” なんていう方がいらっしゃるのは、そのためかもしれません。
ある条件での鍼通電療法は、骨折の治癒を早め、また、治癒した骨の強度を高める可能性が期待できます。その効果について、骨折モデルを用いて検証した実験結果があります。
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➤ 骨折に対する鍼治療について