末梢神経って何？ 神経再生って何？

神経には、脳や脊髄などの中枢神経と、顔面部や体幹、四肢（腕や脚、手や足）の知覚（感覚）や運動（筋力）、さらには内臓や血管運動などを支配する自律神経を指す末梢神経があります。基本的に、中枢神経は再生しませんが、末梢神経は障害の程度や処置の方法によって再生が可能です。神経の再生とは、神経（軸索）が損傷した部位から新たな神経（軸索）が伸びて、元々の効果器（例えば、知覚神経であれば皮膚感覚、運動神経であれば筋肉など）に到達して本来の機能が回復する（触った感覚がわかる、筋肉に力が入る＝思いっきり動かせる・細かな動きができる）ことを言います。損傷した神経は、その程度によっては再生を要する（再生しなければ、本来の機能が回復しない）場合があり、特殊な条件で鍼通電を行うことで、神経の再生を促進させることができます。この治療（鍼通電）は、手根管症候群などはもちろん、状況によっては末梢神経の障害が生じる様々な病気（糖尿病、抗がん剤治療による副作用など）に適応します。

詳細はこちらをご覧ください。
➤ 末梢神経再生鍼通電について