• 四条烏丸から
    徒歩3分

  • エビデンスに
    基づく鍼灸

ご予約・お問合わせ

筋腱付着部炎に対する鍼治療について

筋腱付着部炎に対する障害組織や支配神経への鍼治療は、血流増加により修復をサポートします。

筋腱付着部炎と聞くと耳慣れない病気かもしれませんが、テニス肘、ゴルフ肘、ジャンパーズ膝…と言うと、ご存知の方も多いと思います。
筋腱付着部炎とは、筋肉や腱の付着部(くっつくところ)に炎症が生じた状態を言います。
テニス、ゴルフ、ジャンプ…名前の通り、スポーツ活動で生じることが多い他、調理師など、特定の動きが多い職業の方にもよく見られます。
オーバーユース(使い過ぎ)、筋肉の柔軟性不足などが主な原因です(その他、筋や腱などの組織の退行変性=加齢性の変化も少なからず関係していると考えられます)。
原因から考えても分かるように、発症したら先ずは休めるのが一番ですが、そういう訳にいかない方も多く、なかなか良くならないケースも見受けられます。
なるべくならば、しっかりと休めた上で…なるべく早く、仕事やスポーツに復帰したいですよね。
なるべく早く治す(=筋肉や腱の修復)には、組織血流を増加させることが重要です。
腱やその腱を支配する神経に鍼をすると、腱の血流が増加することを捉えた実験結果があります。

鍼刺激中は一旦、血流が低下し、刺激直後から増加します。

腱そのものや腱を支配する神経を刺激すると、刺激直後から腱血流の増加反応が見られます。 組織の修復には、豊富な血流が不可欠であり、鍼は組織循環(血流)に影響を与えます。

筋腱付着部炎に対する障害組織や支配神経への鍼治療は、血流増加により修復をサポートします。

この記事に関連する医学論文

論文名 / Title

The effects of electrical acupuncture to patellar tendon and electrical stimulation to femoral nerve on the blood flow of the patellar tendon in rat.

ラットの膝蓋腱血流に及ぼす膝蓋腱部鍼通電刺激と大腿神経電気刺激の影響

著者名 / Author

Motohiro Inoue, Kenji Katayama, Tatsuya Hojo, Tadashi Yano

井上基浩、片山憲史、北條達也、矢野忠

雑誌名・年巻号頁

Jpn J Phys Fit Sport. 2001; 50(1):119-128.

識別コード

DOI: 10.7600/jspfsm1949.50.119.

PAGE TOP